面接の際、面接官に必ず聞かれる「何か質問はありますか?」。質問がすぐに思い浮かばずに困った経験もあるのではないでしょうか。「逆質問」と呼ばれるこの質問は求職者がどれだけその企業のことを知り、働くイメージがついているかを測る重要な質問なんです。
そこで今回は、求職者と採用担当者それぞれの視点から“聞いてよかった/聞かなくてよかった逆質問”について最近面接を受けた2名とその人事担当者に意見を伺いました。
この質問は聞いてよかった?
それぞれの質問について求職者と面接官、両方の意見を聞いてみました。
企業のサービス(製品)についての質問
求職者(◯):企業研究をする中で疑問に思っていたことを聞けたので意味があった。
面接官(◯):提供しているサービスや製品についての質問は大歓迎!しかし、既に説明した内容や企業研究が十分でないことが露見するような初歩的な質問はNG。
やってみたいことに挑戦できるか
求職者(◯):自分の熱意のアピールができて、かつ具体的な話につながりやすい質問だったのでこの質問はしてよかった。
面接官(◯):基本的にはこの質問も歓迎。仕事に対する熱意が伝わってくる。一方で、場合によっては「自分のやりたいこと」に固執されるのではないか、という危機感を抱くことも。「会社でやってほしいこと+α」で挑戦したいとわかるように話をしてくれると前向きな印象。
自分の配属希望でない部署についての質問
求職者(◯):会社の全体像や、他部署との関わりという視点を知ることができた。
面接官(◯):この質問は歓迎!社内には様々な部署があるので、その中でどう関わっていこうととしているのかを考えている姿勢が見えるので好印象。実際に働くときのイメージもつきやすくなり、求職者にとってもプラスになるはず。
キャリアパスの整備状況
求職者(◯):その会社での研修体制や、自分がそこでどのように活躍していけるのか想像がついてよかった。
面接官(△):若手の方に多い質問。若手であれば自分のキャリアを考えようとしていると言う印象を受けるが、ミドル層以上であればキャリアパスが明確になっていることが前提あるため、プラスにはならない。
成果をあげる人はどんな人か
求職者(×):どこの会社で聞いても似たような答え(コミュニケーション力があって、能力が高い)しか返ってこなかったため途中から聞くのをやめてしまった。
面接官(◯):社内で評価される人がどんな人なのかを把握しようとして具体的にイメージしようとしている様子がうかがえるので良い質問。どの会社も同じような答えだと感じたら、より深く突っ込んだ質問をしてみると各社の違いが出てくると思う。
面接官がその会社に入った理由
求職者(×):新卒の定番の質問を惰性でしていた。あまり明確な答えが返ってくることもなく、聞く意味がないように感じた。
面接官(△):漠然と聞かれると回答に困る質問。例えば、「この会社のどこを魅力に思ったのか」「なにが決め手だったのか」というように聞いてもらえれば答えやすく、参考になる回答もできるかも知れない。
配属希望先の部署の人はどんな人が多いか
求職者(×):結局いろいろな人がいるので、その中で主観的にイメージを答えてもらうだけになってしまうためあまり参考にならなかった。
面接官(△):頑張って答えようとは思うが、漠然とした答えしかできない。「男女比は部署内ではどれくらいですか?」「年齢層は何歳くらいの方が多いですか?」など数値で答えられる質問の方がベター。
逆質問では「自分がこの会社で働いたらどうなるか」をイメージすることが大切
今回は逆質問について面接を受ける側とする側、両方からお話を伺いました。立場によって質問への印象が違う可能性があることも明らかに。共通して言えるのは効果的な質問は「具体的に自分がこの会社で働いたらどうなるか」ということをお互いが想像できるような質問だったということでした。
企業研究した内容を面接時にさらに深掘りし、入社後の活躍イメージがお互いできるようになることで採用に近づきます。今回の質問集を参考に、面接をよりよいものにしましょう。
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