
上司「どうして君はいつもここを間違えるんだ!」
部下「すいません!」
というやりとりを見かけたことはありませんか?実はこの場面での「すいません」は2重の意味で間違いなのです。このように思わず言ってしまうような表現でも失礼にあたってしまう言葉遣いは数多く存在しています。綺麗な言葉を遣うことは相手への好印象につながるので身につけたいところ。
今回は「合っていそうで間違っている」グレーな表現とその正しい言い換えについてご紹介いたします。普段の自分の言葉遣いを思い返しながら読んでみてくださいね。
間違っている言い回し5選
上司や取引先に謝罪するとき
×「すいません」→◯「申し訳ありません」
すいません、というのは話し言葉がなまったもので正しくは「すみません」と発音します。また、ビジネスの場に置いては「すみません」もフランクな丁寧語と位置づけられ使うのは失礼とされています。謝罪の意を込めるときには「申し訳ありません」と言い換えるように癖をつけましょう。
電話で指名された人が帰宅しているとき
×「鈴木は退社いたしました」→◯「鈴木は本日すでに退社いたしました」
どこが間違っているの!?と思うかもしれませんが「退社」には帰宅と退職の2つの意味に解釈される可能性があります。指名された人が帰宅した場合には「本日は」という一言をつけることで意味が一つに定まり間違いがありません。
電話で声が聞き取りにくいとき
×「お声が聞こえにくいのですが……」→◯「少しお電話が遠いようなのですが」
相手が外から電話をかけてきている時など、声が聞こえにくい時に思わずストレートに「聞こえにくい」と言ってしまいがちです。そこを「お電話が遠い」と表現すれば、不快感を与えずに聞き取りにくい旨を伝えることができます。
取引先からの希望を承諾するとき
×「わかりました」→◯「かしこまりました」「承知いたしました」
「わかりました」もうっかり使ってしまいやすい丁寧語のひとつ。大事な商談の時や上司からの指示を受けるときなど、自然に「かしこまりました」や「承知いたしました」の言葉を使えると(こいつ、できる!)と思われること請け合いです。
上司からアドバイスをもらいたいとき
×「教えてほしいです」→◯「お知恵を拝借したいのですが」
「教えてほしいです」と先輩などに頼む時には問題ありませんが、上司など上の役職の方に対してはこの表現は控えたほうが賢明です。スマートに「お知恵を拝借したいのですが」と伝えることで相手に対してより丁寧な印象を与えることができるでしょう。
正しい敬語は信頼につながる
ビジネスの場面では普段なかなか使わない言い回しを求められ、慣れないうちは特に戸惑うことも多いかと思います。「御社」「弊社」というような表現や「私(わたくし)ども」など、まず日常では使わない表現ばかり。だからこそ、きちんとした言葉を遣えることは上司や商談相手から1人前のビジネスマンと認めてもらうことに直結するのです。人は見た目が9割とも10割とも言われていますが、言葉遣いによっても印象は大きく変わります。職場の先輩や上司、商談相手の言葉遣いに注意を払って、いいところを真似することからはじめてみましょう。
普段から口に出す習慣を!
言葉遣いはふと気を抜いた時に乱れてしまうもの。とっさの時でも相手に不快感を抱かせない言い回しができるような工夫がビジネスの場面においては求められます。先輩や上司の言葉遣いのコツを学んだら、同僚などに練習相手になってもらってロールプレイングをしてみることで、効率的に習慣化することができます。ぜひ時間をとって練習してみてくださいね。
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