面接で結婚に関する質問をされた経験がある人は25%!男性と女性ではどちらが聞かれやすい?

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キャリアインデックスでは転職やビジネスに関する“普段表面化されることのない転職や仕事に対する本音”に焦点を当て、現代の働き方を考えるきっかけとなる調査を独自に行なっています。

今回は転職時の面接で「面接官に結婚関連の質問をされた経験があるかどうか」について調査。一般的に男女を差別する質問はNGとされている面接ですが、採用側のリスク回避などの観点からタブーとされる質問をする企業も少なくありません。

では、実際に面接の場で結婚に関する質問をされた人はどのくらいいるのでしょう?
調査結果に基づき解説します。

調査結果概要

【1】 20代・30代女性の約4人に1人が結婚の予定について質問された経験がある

【2】 4人に1人が結婚の有無について質問された経験がある

調査結果 1: 20代・30代女性の約4人に1人が結婚の予定について聞かれた経験がある

Q.結婚予定について質問された経験はありますか?

結婚の予定について質問された経験がある人は全体の10%に留まりました。しかし20代・30代の女性に注目してみると、そのうちの26%の人が結婚の予定について面接時に聞かれた経験があるという結果が明らかになりました。
また、男性の同年代では結婚予定について聞かれた経験がある人が6%に留まっていることからも、20代・30代女性の数値はかなり高いものであることが言えます。

調査結果 2: 4人に1人が結婚の有無について質問された経験がある

Q.結婚の有無について質問された経験はありますか?

4人に1人が面接の際に結婚の有無について聞かれた経験があると回答しました。そのうち20代・30代女性は23.3%、40代以上の女性は18.5%、20代・30代男性は29.1%、40代以上の男性は28.1%となり、幅広い世代に対して聞かれる可能性がある質問と言えそうです。前述の結婚予定に関する質問に対し、結婚の有無についての質問は男性に対して聞かれる傾向があるようです。

結婚の予定を聞く面接官の意図とは?

面接官が結婚の予定について質問する背景はいくつかあります。例えば、結婚や出産により生活の状況が大きく変わることを知らずに採用した場合、想定していた働き方と大きく異なってしまう可能性が出てきてしまいます。

雇用主から見ても、任せようと考えていた仕事に対応する人がいなくなることで生じるリスクなど、状況を把握せずに雇うことは両者にとってデメリットになることが考えられます。

結婚に関する質問にどう答えるのがベストか

結婚に関する質問には、何より正直に答えることお互いにとっていい結果につながります。もし結婚や出産の予定があって、生活が変わっても仕事を続けたいと考えているのであれば下記のような意志をアピールすることでポジティブな印象を伝えることができるでしょう。

・結婚後も仕事を続けたい
・家庭と仕事を両立するロールモデルとなって働きたい
・出産予定はまだ先なので生活に変化はなく、会社に貢献できる

事実は事実として伝え、さらにライフプランまで考慮して面接官に伝えることで、企業からも前向きに捉えてもらえるでしょう。

今回の調査から「結婚の予定」については女性の方が質問されやすいという傾向が明らかになりました。悪意のない質問であるとはいえ、これはまだ旧来のロールモデルが印象として残っていることの左証かもしれません。

しかし2014年度に行われた厚生労働省の調査では出産後も就業継続する意欲を示す女性が75%を超えるなど、状況は変わりつつあります。それに伴い、採用側も面接の段階から平等であることが求められてきているのではないでしょうか。

今後も働き方を考えるきっかけとなる転職や仕事に関する独自の調査を継続的に行って参りますのでどうぞご期待ください。


調査概要

調査名:有職者に向けた仕事に関する調査
調査方法:インターネットアンケート調査
調査期間:2017年5月26日〜5月28日
調査対象:過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者515名
(調査委託先:マクロミル)

参考資料:第1子出産前後の女性の継続就業率」の 動向関連データ集http://wwwa.cao.go.jp/wlb/government/top/hyouka/k_39/pdf/ss1.pdf

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