オフィスで意外と気を使うのが日常会話。特に最近は「セクハラ」「パワハラ」「マタハラ」など不快な思いを表す言葉も増えてきました。

今回は「職場での不快な話題」について調査。性別で不快感を覚える話題に違いがあることが明らかになりました。

職場で不快に感じる話題ランキング

男女とも割合が高かった一位は「偏見に基づいた会話」でしたが、注目すべきは「性的な話題」。女性では2位（41.6%）ですが、男性では4位（20.9%）と大きな差が見られました。その他、ギャンブルに関する話題についても女性の方が不快と回答した割合が高くなりました。いずれも多くの職場の場合、適した話題ではなさそうです。一方、男性で不快だと感じる割合が特徴的に高かったのは「仕事の愚痴」でした。

今回の調査結果から、女性ではプライベートな話において、男性では仕事にまつわるネガティブな話において、不快に感じる傾向が強そうと言えそうです。

人間関係を作り上げていく段階での話題選びに要注意

どんなに気をつけていても、仕事のグチや上司へのグチはどこでも話題にのぼりやすいものです。自分が話すことを避けていても、周囲の人が話すことでそこに巻き込まれてしまうというような話もよく聞きます。ですが、特に下記の状況の場合では印象が悪くなってしまう可能性が高いので慎重になったほうがよさそうです。

職場の人との関係性を作り上げていく段階では、お互いのことを知らないがために相手が不快に思うような話題に知らず知らずのうちに踏み込んでしまいがちです。関係性がある程度深まるまではネガティブな反応や話題を避けた方が無難でしょう。

職場を楽しくする話題とは？

今回ランクインしたものの多くはネガティブな話題（愚痴や公の場ではふさわしくないもの）でした。それではどのような話題が職場では好まれるのでしょうか。例えば相手を褒めるコミュニケーションや新しい発見についての話題などは好まれる傾向にあるようです。例えば、「新しいサービスを見つけた」とか「美味しいお店を見つけた」などは職場の雑談の中でも取り入れやすく、好印象を得られます。
ポジティブな発言をすることで周囲にもプラスの印象を与え、円滑に仕事を進めることにもつながります。普段している「雑談」を見直して、快適な職場環境を醸成していきましょう！

■調査概要
調査名：有職者に向けた仕事に関する調査
調査方法：インターネットアンケート調査
調査期間：2017年5月26日〜5月29日
調査対象：過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者515名(複数回答可)
（マクロミルで実施）