自分の土台をつくって、力強くすすむということ| 寄稿:はせおやさい

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こんにちは、はせおやさいです。いっとき、30歳前後の女性の人生相談に乗る機会が続きました。30歳前後の女性、というのはいくつかの大きな選択肢のうちどのルートに乗るべきか、の選択を迫られる時期です。

そういう難しい時期の真っただ中、悩んでいる知人から「仕事もそうなんですけど、守るものが欲しいんです。自分の土台になるような」という言葉を聞き、ハッとした話を今回書いてみようと思います。

「自分の土台をつくる」ということ

彼女たちは30代を迎えるに当たり、仕事だけでなく、結婚や出産、今後の自分の生き方、みたいなのを考える分岐点にいることが多いです。そのせいで、わたしのような年齢が上で、よりいろんな経験をしているであろう人の話を聞きたくなるタイミングなのだろうと思うのですが、ともあれ、かなり年下の女性とふたりで食事をしながらある話をしました。

「自分の土台になるような、守るものが欲しい」というのはそのときに聞いた言葉で、ハッとしました。彼女は同棲中の恋人と結婚するかどうか、というタイミングで、結婚と仕事の両立は本当に可能か という問題に向き合っているところでした。

恋人からは「家に居て欲しい」と言われているけれど、”自分はまだ仕事を頑張りたいと思っていて、転職してもっとキャリアアップしたい”という思いがある。でも、だからといって結婚を後回しにすることもできない、家庭なり子供なり、「自分の土台」と呼べるような、守るものが欲しい、と。

なるほど、面白い考え方だな、と思いました。わたしはあまり守るものを持たないで生きてきたんですが、その気持ちに共感できたのです。『夢』とか『目標』って、自分の人生を前へドライブするために必要なアクセルみたいに、背中をぐんと押してくれる力があるものです。アクセルを踏まないと車が前に進まないように、それがないと、がんばれない。

「守るもの」が自分の踏ん張りを支えてくれる

でも、それと同時に『守るもの』、ネガティブな言い方をすれば『重荷』、みたいなものがあることで、苦しい局面でもグッと堪えることができたり、踏ん張りがきいたりするのかもしれないなあ、とも思うのです。

わたしは基本的に「どうしても耐えられない、自分が壊れてしまうと思う場所で苦悩するくらいなら、さっさと逃げたほうがいい」という主義ではあります。

でも、「自分はこうなりたい、こんなことがしたい、やれるようになりたい」、を目指して前に進みながら、同時に、守りたいと思える重荷を抱え踏ん張りを利かせることで、意外とバランスよく生きていけるのかもしれないですね。わたしにとっての「重荷」は何かなあ、と思わず振り返ってしまいました。

という会話を経て、わたしから転職を検討するに際したアドバイスはこうでした。

「パートナーでも仕事でも、『自分の調子がいいとき』を基準にしないで、あまり調子がよくないとき、ちょっと低調ぎみだな、と感じるときを基準にして、その状態でもうまくやっていけそうかどうかを基準にして選ぶといいかもしれないよ」

人間にはテンションの上下というものがあります。もちろん、その幅は個人差あるかと思うのですが、特に仕事は毎日向き合わなければいけないものなので、絶対にムラが出る、というのがわたしの持論です。

「希望」も「重荷」も、バランスよく持とう

たとえば雨の日とか低気圧がひどい日はテンション上がらないし、寝不足とか二日酔いでサボりたくなる日もある。家族や身近な人が病気になったり喧嘩をしてしまったり、仕事そのものに100向き合えない、という瞬間は、必ずある。そんな日でもなんとか取り組めるような、低調なときでも最低限はやっていけるぞ、と思える仕事や職場を選ぶといいかもしれないね、と伝えました。

転職活動中ってどうしても明るい未来のことばかりに目が行ってしまうし、新しい環境に飛び込むタイミングって前向きなので、ちょっとくらい無理めなものなら「いけるかも」と思って挑戦しがちなんですが、長く続けたいと思うなら、「最低限やっていけるか」という視点での選び方も意識するといいかもね、という感じ。

自分を前に進めてくれる『希望』と、心が折れそうなときの踏ん張りを支えてくれる『重荷』、その両方を持って、バランスよく前に進んでいけるといいですね。いずれにしても、新しい環境に踏みだそうと四苦八苦している人の心の支えに、少しでもなれたらいいなーと思ったのでした。

今日はそんな感じです。
チャオ!

はせ・おやさい

会社員兼ブロガー。はてな(id:hase0831)を中心に活動。仕事はWeb業界のベンチャーをうろうろしています。一般女性が仕事/家庭/個人のバランスを取るべく試行錯誤している生き様をブログ『インターネットの備忘録( http://hase0831.hatenablog.jp/ )』に綴っています。連載中「サイボウズ式ブロガーズ・コラム」の電子書籍( https://www.amazon.co.jp/dp/B0713T4GKZ/ )も、好評発売中です。

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