自分の未来をつくるのは、自分だ | 寄稿:はせおやさい

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こんにちは、はせおやさいです。わたしは東京のベンチャー企業で働いていて、人事担当ではないのですが、採用活動もすることがあります。といってもラフなもので、ランチや晩ごはんを食べながら、転職志望者の話を聞き、ニーズがあれば誘う、という程度。

そのラフさのおかげか、流動性の高い業界のせいか、いろんな会社から転職してくる、いろんな人と話す機会があるのですが、その中で印象に残っていた転職したい理由が、「raison d’etreを求めて」でした。

「何のために自分は生きているのか」

とてもシャープな方で、人当たりは温和ながら、「自分より無能な上司の下、なし崩し的にやりたくもないことをやらされて、今の場所に居続けたら自分が腐っていく気がする」「飲み屋で上司の愚痴を言って、ダラダラとクダをまくようなサラリーマンのまま一生を終えたくない」、という焦りを隠さず見せてくれました。

エンジニアである彼からは「もっと新しいことに挑戦したい」、「手応えのある仕事をして、社会に、世界に自分の力で貢献したい」という熱意と気迫が伝わってきて、異業種ながらも、個人的に大きな刺激を受けました。

raison d’etre……レゾンデートル、『存在意義』とか『存在理由』『存在価値』みたいな感じで解釈してますが、つまり「何のために自分は生きているのか」を求める気持ちは、わたしにもよくわかります。

思春期、多感な時期に「なぜ自分は生まれてきたんだろう」と考える人は多いと思いますが、漏れずわたしもその一人でした。今も当時の感情そのままに、かかわる仕事を通じて社会の役に立ちたいと思っていますし、こうして文章を書き続けているのも、もしかしたら自分のraison d’etreを証明したくてやっているのかもしれませんね。

ただ、前にも書いたのですが人間はただ存在しているだけで素晴らしいのだ、というふうに考え方が変わったこともあって、あまりに思いつめるのは、生きづらさを招き、自分の未来を狭めることになりかねないのでは、とも感じます。

 

「今の自分の生き方」を肯定できていますか

今回の彼と話していて「社会や会社に貢献できているか」どうかは、実際どっちでもよくて(もちろん貢献できるのであればそれに越したことはないのですが)、どんなかたちであれ、働いていく中で生きている自分を自分で肯定できるかどうか、そういう自分を好きでいられるかどうか、を重視したほうがいいのかもしれないな〜と思いました。

個人的な経験で言うと、20代のころ、めちゃくちゃ仕事をして、実績も出て、評価もされて、年俸がポーンと1.5倍になった時期がありました。

振り返ってみると我ながらよく頑張ってたな〜偉かったな〜とも思うのですが、当時のことを、大好きな妹に「あの頃のおねえちゃんは、雰囲気がギスギスしていてあまり好きじゃなかった」と言われて、世界が崩れ落ちるようでした。社会や会社から評価されても、身近にいる大切な人が離れていったら、意味がないじゃないか、と深く反省した経験があるからです。

もちろんガムシャラに仕事に打ち込む時期や瞬間、というのは素晴らしい経験だと思います。ただ、人生って仕事だけじゃないですよね。趣味や友達、大切にしたい関係性、のように自分の価値観、大事にしたいことの優先順位、みたいなのを忘れずに、同時に自分に何ができるだろう、何ができるようになりたくて、どんなふうに生きていきたいんだろう、ということを両軸で考えていけるといいなと思いました。

「未来」は今の場所から地続きだ

だからこそ日々しっかり生きていかなきゃいけないな〜と思いつつ、死なないために、「明日やれることは今日しない」くらいのスタンスも併用していくんですけどね。

どっちが欠けてもうまくいかない気がするんですが、バランス、むつかしいです。

未来は現在から地続きのところにしかないし、今、この瞬間、瞬間の意思決定が小さな傾斜となって、道はどんどん分岐していきます。わたしが今いるこの場所も、過去のわたしの選択が積み重なった結果でしかなく、それ以上でも以下でもありません。自分の未来をつくるのは自分なんだ、という自覚を持って、日々精進していければいいなと思っています。

今日はそんな感じです。
チャオ!

はせ・おやさい

会社員兼ブロガー。はてな(id:hase0831)を中心に活動。仕事はWeb業界のベンチャーをうろうろしています。一般女性が仕事/家庭/個人のバランスを取るべく試行錯誤している生き様をブログ『インターネットの備忘録( http://hase0831.hatenablog.jp/ )』に綴っています。連載中「サイボウズ式ブロガーズ・コラム」の電子書籍( https://www.amazon.co.jp/dp/B0713T4GKZ/ )も、好評発売中です。

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